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2018年 新春講演会に参加して

2018年1月24日に広島リーガロイヤルホテルでの新春講演会「これからのリフォーム市場と多能工の必要性」に行ってきました。

お話をしてくださった藤木賀子氏は25歳からインテリア、店舗、エクステリア、不動産のお仕事に携わり、現在は東京で建築ワンストップコンサルティングをなさっています。ワンストップ(中古物件購入~設計・リフォーム~販売)で年間1400戸をリフォーム・販売しているそうです。

講演を聞かせていただく前は、クロス職人と左官職人と大工とか、そういった横のつながりのマルチにこなせる多能工をイメージしていましたが、実際は設計と現場監督と大工というような建築工事の縦のつながりの多能工のお話でした。

現場の職人さんが20年前から何も進歩せずにいたこと…チャットやクラウドなどの新しいITシステムを活用することはできないと言われたため、既存の職人が変わらないなら最初から育てたほうが早いと考え、会社で授業料を徴収するリノベーションカレッジを作って、4月スタート分を12月に募集したら60人も応募があったそうです。3カ月みっちり教育するのでとても覚えが早く、1人前になる頃には他社からの引き抜きがあったりするそうで、苦笑されていました。
2年3年で現場管理もできるようになり、希望すれば設計にも移れ、技術の評価に伴って収入が上がるシステムを作る。そういう働きやすい仕組みにすれば大工さんの生産性があがるのではないか?大工をしながら現場監督をできたらその分の人件費が省けるので大工さんの給料が増やせるのではないか?という仮説で、思い立ってすぐスペースを整えて職人さんにきてもらい、施工管理アプリを作ってやり始めたそうです。

東京では7年前の震災以降、住まいに対する考え方が変わって職場と近い環境を求めるようになり、高すぎて買えない新築マンションよりは中古の手離れの良い物件で…と考える人が増えて23区内の利便性の良い場所の中古は奪い合い。大工は必要とされる人材なのに将来性がよくないため高齢化が進んでいるそうです。

東京のお話は地方だとちょっと違うのかな?と思いつつ講演を聞いていましたが、「お客さんは地方でも一緒。ネットで情報を仕入れてやりたいと思っている。」という事をおっしゃられていたのが印象に残りました。

とてもパワフルで、やりたい事をどんどん実現させておられる藤木氏のお話は大変興味深く、あっという間の2時間でした。

OIC会員  田中 公子

      

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