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パナソニックNEWBOXレポート

NEW BOX2018 レポート

今回はBIGイベントの為、3名のOIC会員の目線でのレポートです!

セミナー「建築の魅力を引き出す照明計画」 
~照明デザイナーの家づくり・理想と現実の狭間で~  
パナソニックES社 デザインセンター ハウジングデザイン部 杉山雄治氏
□杉山雄治氏について
入社以来、パナソニックの照明器具の設計、デザインを手掛けて〇十年。
きっと私たちの目にする パナソニック製住宅用照明器具の多くは、杉山氏のプロデュースによるものかと思われます。
今回、杉山氏がご自身の住宅を新築するにあたり、設計プラン、間取り、資金の節約など、なかなか聞けないプライベートなお話を洗いざらいお話くださいました。
□自然光を採り入れる
2階リビングに他からの視線を気にしない高いカベにピクチャーウインドウ…これはル・コルビジェの考え方
階段カベにはスリットを入れて、自然光、廊下、リビングからの明かりを取り入れ、照明はありません。
廊下と部屋の上部にはトウメイガラス欄間を入れ、廊下の明るさを確保。
□超シンプルな照明器具
照明デザイナーとしてのこだわりから、さぞゴージャス、眩いライティングプランかと思いきや、徹底的にシンプル、最小限。しかも必要な照度は取れています。
ニッチライト+珪藻土(櫛引き)で小壁にアクセントの演出。
□外とのつながり、広がる空間
窓ガラスの外に灯りを仕組むと、部屋の内部との空間が広がります。(夜のシーン)
フローリングをデッキと同素材(または同色調、幅)で張って境を作らない。
*感想*
「カワイイ」と思うようなペンダントライトもデコラティブなシャンデリアもありません。
そんなこと言っていいんですか?…とハラハラするような内容で、魅力的なお話に引き込まれました。
杉山邸の設計図は個人情報でここではご紹介できませんが、設計士、デザイナーとしての圧倒的なセンス光るお宅でした。
大胆なセミナー企画、ありがとうございました。
OIC会員 六車公子



セミナー「上質な空間を作るライティング」 パナソニックES社インテリアライティングセンター 崎山 昌治氏
今回、みなさんもよく活用されていると思いますが、「すまいのあかり設計集」が新しくなりました。2部に分かれることになり、「Text Basic」は照明計画の基礎的なこと、「Text PRO」は、施工事例がふんだんに掲載されており、使い分けやすくなった印象がありました。
セミナーは、この設計集に掲載されている事例を元に組んだ内容となっていました。
 近年のインテリアの兆候として、内装はダークカラーが多く、木板を天井に貼ったり、アクセントに石を壁に使ったり、素材をふんだんに組み合わせるコーディネートが多くなっているそうです。合わせて照明も、店舗のように陰影をしっかりとつけた明かりがトレンドで、こだわりの素材を引き立てるために光のひろがりや反射率など考えながら計画しなければなりません。配灯にも気を使わなければ、せっかく木板貼りした天井に、ダウンライトが目立つ、など、残念な感じになってしまいます。セミナーは、タスクアンドアンビエントの考え方に加え、外とのつながりを意識したあかり、建築化照明など、あかりプランに取り入れられそうなアイディアを学ぶことができました。

セミナー「写真投稿SNSから生まれるインテリアのトレンド」 Tunnel株式会社 川本太郎氏
みなさんは「Room Clip」というアプリはご存知ですか?わたしもダウンロードして見ていますが、インテリアに特化したSNSです。「ここ1年、仕事以外で他の人の家に訪れた機会はどれくらいありましたか?」という質問に対し、だいたい皆さん10件もいかないと思います。Room Clipでは、消費者の部屋の写真をたくさん閲覧できます。きれいなカタログの写真ではなく、生々しい、生活感のある写真こそ、等身大のインテリアの参考になったりする。また、投稿者の本意としては、評価してもらいたい、インテリア好きの人とつながりたい、自分の投稿がだれかの役に立ってほしいという気持ちがあるそうです。また、「塩系インテリア」「男前インテリア」も、ルームクリップ内のやり取りから生まれた言葉で、たしかに「インダストリアル」というより分かりやすいネーミングですよね。また、ハッシュタグを付けれるのですが、最初はなかなかメーカーさんのハッシュタグを付けることは少なかったそうですが、#パナソニック建材 などつけることで、ドアや床材の写真を検索しやすくなる。川本氏としては、ハウスメーカーや工務店ももっとタグ付けされるようになるといいなと言われていました。
確かに、お客様がタグをつけてくれるということは、みんなに見てもらいたい意識のあらわれなので、満足いただけているということですよね。これから増えるといいな、と思いました。

OIC会員 西村沙矢香



セミナー「ベーシックハウスを考える~変わらないものと変わりゆくもの~」
堀部安嗣建築設計事務所 建築家 堀部安嗣氏
元々は定員300名のセミナーでしたが定員を大幅に上回る申し込みだったそうで会場は500名満員の規模になっていました。
原初的な人の居場所とは…人は明るい所が好きでもただ広い何もない場所では何もできず過ごせない、木が一本ただそこに木陰を作ってくれるだけで人のより所になる、そんな家を作りたいんです…というお話からはじまり、戦後日本は豊かになったけれど人は何かを得られると代わりに何かを失う というお話などなど。
中でも印象に残ったのはインディアンの言葉の引用で「土地は先祖からの授かりものではなく、子供たちからの預かりもの。年寄りと子供たちを引き離してはいけない。それは未来を分断することだ」という一節と、「木を残して建てることは記憶を継承する」というお話。
私自身、お客様のお家の大がかりなリフォームプランをしたときに、玄関位置の変更による庭木の危機をギリギリのところで回避してアプローチを計画し、工事で根を痛めてしまった木が枯れませんようにと祈る気持ちでいた事を思い出しました。それから10年以上が経った今でも、そのお客様のお家にお伺いするたびにシンボルツリーとして四季折々の姿で出迎えてくれます。お客様も「この木を残すようにプランしてくれたから、本当に良かった」と当時を思い出して言ってくださいます。まさに「木が記憶を継承する」だわ!と感じました。

セミナーを聞いて、性能だけでなく人の想い・木の文化・風景―そういったことを大切にしながら住宅に関わっていきたいなと改めて思いました。
さて、大展示場の内覧会ほうは…受付を入ってすぐのところのメインステージが素通りしないような順路にしてあり着席して観る形式でのダイニングキッチン・ドレッシングルーム・バスルームの住空間提案展示でした。まるで女優さんのようなコンパニオンの女性が流れるような動作で映像と照明にあわせてプレゼンをしていて見ごたえがありました!



それから、新発売の建材ベリティスクラフトレーベル「塗れるドア」がとても気になりました!
DIY好きの血が騒ぐ…(笑)ドアの色やデザイン、ハンドルやガラス、プレート、ドア枠などを選べてカスタマイズできる今風のおしゃれなドア!
本物の木の扉ではなく塗装がしみこむシート仕上げの扉で、そり防止の金属やプレート取付け用に芯材がいれてありました。塗装せずにそのまま使えるデザインのものもあり使いやすそう。
最近、真鍮の握り玉のドアノブが気になっていたので、欲しい☆気持ちMAXでしっかり見てきました。7月20日発売だそうです。
他には建築化照明の展示が見え方の違いや寸法などがわかりやすくてよかったです。
照明のデザインもリバイバルしていたり、展示のディスプレイも物量が増えてにぎやかになっていたり、じっくり見させていただいて勉強になりました。

OIC会員 田中公子

      

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